Let me take a look at your home screen! 西海岸ティーンエイジャーのスマホ事情 -VidCon report from FIVE #2

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Let me take a look at your home screen! 西海岸ティーンエイジャーのスマホ事情 -VidCon report from FIVE #2

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皆さんこんにちは、FIVEの野田と申します。

米国最大の動画の祭典「Vidcon2017」が現地時間の6月21日から26日まで、カリフォルニア州アナハイムで開催されました。今回FIVEメンバーで現地に足を運んでイベントに参加してきましたので、菅野に続きVidconレポートの第二弾をお届け致します。

弊社代表菅野の記事はこちらから↓
VidCon 2017 レポート – ライブが次のフロンティア

ティーンエイジャーで賑わう会場:
ミレニアル世代がオンライン動画文化の中心

一般向けのCommunityTrackの来場者はほぼティーンエイジャーとその保護者でした

イベントの中で非常に印象的だったのが、来場者の多くを10代の若者が占めていたということです。

会場は一般向けのCommunityTrack、動画配信者向けのCreatorTrack、ビジネス向けのIndustryTrackに分かれていましたが、アメリカの学校は現在夏季休暇期間ということもあり、CommunityTrackの会場は小学生から大学生くらいまでの若い人たちで賑わっていました。

来場者に聞いてみるとVidconに参加するのは初めてという人よりも、むしろ何度も足を運んでいるという人のほうが多かったです。まるで夏の風物詩かのごとく、既にこの動画の祭典が西海岸のティーンの間では文化として定着しているような印象で、オンライン動画文化の中心には若年層がいるのを痛感しました。

カリフォルニアの中高生25人のスマホの中身を大公開

2日目のKeynoteセッション「What Teens Really Watch, Do, and Want」のなかで大学生の登壇者が「テレビ番組は見ない。YoutubeやSnapchatを見たり、Netflixをむしろテレビで見たりするよ」と発言していたのを聞いて、アメリカでも若年層のテレビ離れは進んでいるのだと痛感しました。

では、アメリカの10代はテレビを見る代わりにどこに可処分時間を投下しているのでしょうか。その答えが気になって仕方がなくなった私たちは、答えはティーンのスマホの中にあるはずだ!と考え、会場に来ていた学生25人にインタビューを実施し、ホーム画面に並ぶアプリを見せてもらいました。以下に一挙公開します。

調査対象:Vidcon会場に来場していた12歳~22歳までの学生25人

集計方法:ホーム画面に載っているアイコンのみが集計対象

SNSはスナチャとインスタの2強!
利用率は共に驚異の9割超え

まず彼らの画面を見せてもらって驚いたのは、SnapchatとInstagramの圧倒的利用率です。今回25人にインタビューを行い、Snapchatは24人が、Instagramは23人が利用していました。今回のVidconのビジネス向けのセッションでは、Snapchatのプレゼンスはほとんど感じられず、早くもピークアウト感があったのですが、ティーンの間ではまだ根強い人気といったところでしょうか。

Instagramは利用率の高さも目を引きますが、インスタ投稿用に写真を加工するアプリや、キレイに撮れるカメラアプリなどを一緒にインストールしている子が多かったのもまた特徴の一つです。

例えば、VSCOというアプリを入れている子が多かった(25人中6人)のですが、これは世界中のインスタグラマー御用達アプリです。

VSCOを使うとどこにでもあるような風景画像が、インスタっぽいノスタルジックな雰囲気に加工できます。

左が加工前で右が加工後の写真。曇った日のFIVEのベランダもどこか哀愁を帯びたいい感じの写真になりますね

日本や中国、台湾、韓国は”盛れる”アプリの利用が多い印象ですが、米国はどちらかというとcoolに撮れる(加工できる)アプリが多い印象です。

Spotifyは10代のマストアプリ。
動画視聴はYoutubeとNetflix

余談ですが、背景には友達や好きな俳優など人の画像を設定している子が多かったです

SnapchatとInstagramの次に目立ったのが、SpotifyとNetflixの利用率の高さでした。Spotifyは25人中18人が、Netflixは25人中9人が利用していました。日本でSpotifyの人気はまだまだといった印象ですが、西海岸のティーンエイジャーにとってはまさにマストアプリといったところでしょうか。個人的にはHuluやAmazonプライムといった他のVODサービスを利用しているユーザーが少しはいるかなと思ったのですが、今回声をかけた人達の中では1人も利用者がいなかったのは意外でした。

また、Youtubeアプリを入れている人は25人中12人でしたが、Youtubeに関しては単純にブラウザで見ているとかPCでみているとかが多いのではと推測できます。インタビューした子達はやはりVidconに来ているというだけあって、Youtubeでチャンネル登録している番組は数百以上と答える子が多く、私の感覚と全く違って驚きました。

Wattpad、Houseparty、HappyCow、etc…
あなたはいくつわかりますか?

写真左:16歳のArianaさん。「Housepartyはちょっと前に流行ったけど、今はもう飽きちゃった」と教えてくれました。写真右:15歳のSierraさん。ベジタリアンで「HappyCow」を愛用しているとのこと

上述のメガアプリ以外だと、前述の写真加工アプリVSCO、グループビデオチャットのHouseparty、無料で電子書籍が読めるWattpadが25人中それぞれ6人ずつ利用されていました。Housepartyは、2年前に話題になったあのMeerkatの開発元であるLife On Airが運営しているグループチャットアプリです。画面を最大8分割して友達とのビデオチャットを楽しむことができます。

別記事で菅野が言及しているように、今後は”ライブ”をキーワードとしてリアルタイム性のあるサービスが伸びていきそうなトレンドがあるので、今後に期待です。が、残酷なことにインタビューに答えてくれたArianaさんによると、「Housepartyはちょっと前に流行ったけど、今はもう飽きちゃった」とのこと。。この世代のトレンドの移り変わりは早いですね。

Wattpadは無料で電子書籍やオリジナル小説などが読めるアプリです。日本でも「恋空」に代表されるような携帯小説が一昔まえに流行りましたし、今でも「野いちご読書」や「ベリーズ・カフェ」といったテキストベースのコンテンツはティーンに根強く人気があります。Wattpadの特徴の一つはユーザーの創作作品が多いことで、これは日本の小説系コンテンツと通ずるものがあります。

ベジタリアン専用のレストラン検索アプリ「HappyCow」を使っている子が2人いたのは、個人的に面白い(というよりアメリカっぽい)と感じました。驚きなのはこれが有料アプリだというとこですね。

日本だとベジタリアン向けのお店はほとんど見かけないですが、私が学生時代に留学していた台湾では至る所に”素菜”と書かれたベジタリアン向けのお店がありましたし、メニューにもベジタリアンの方でも食べられるものが用意されているお店が多かったです。
今回のカリフォルニアは5日程しか滞在してませんでしたが、少なくとも私が食事をしたお店にベジタリアンメニューは用意されていなかったので、「HappyCow」は菜食主義の方にとっては必須のアプリなのかもしれません。

西海岸ティーンエイジャーのスマホ事情まとめ

・SNSはSnapchatとInstagramが強く、利用率は9割を超える
・インスタにおしゃれな投稿をするためのサポートアプリがインストールされている傾向にある
・Spotifyはティーンエイジャーのマストアプリ
・少なくとも西海岸のティーンに人気のVODサービスはNetflix

いかがでしたか?
個人的には日米で相違点もありつつ、本質的に類似している部分もあり、非常に興味深かったです。もし若年層向けのマーケティングに携わられている方のご参考になれば幸いです。

本レポートではVidconの中でもオンラインビデオ文化とその中心にいる西海岸のティーンエイジャーの生態にフォーカスを当てて紹介してきました。今回一緒にイベントに参加した弊社代表の菅野は”ライブ”をキーワードに、よりビジネス目線からイベントを振り返っております。

以下のリンクからご覧いただけますのでご興味ある方は是非御覧ください。

VidCon 2017 レポート – ライブが次のフロンティア